皆様こんにちは。

久しぶりのブログ更新になります。

天気のいい日は本当に過ごしやすい
季節になりました。

お洒落が楽しめる秋の到来ですね。

お洒落といえば足元でしたら
断然茶色の靴ですね。
それとヌバックやスエードの靴も
これからの季節にはぴったりですね。

靴の色が茶色だと同じコーディネイトでも
お洒落度が断然アップしませんか。

今回はそんなお洒落な茶色の靴修理の
ご案内です。

茶色の婦人靴

トゥーのメダリオンがとってもいい感じです。
アッパーは柔らかい革でとても履きやすそうな靴です。
ラウンドトゥーの靴は足の指が締め付けられる事がなく
ゆったりと履けるので本当に履きやすいんですよね。

履きやすい靴はメンテナンスをしっかりして
長く履きたいですね。

今回修理するのは
かかとの一番下のゴムの交換と
内側の革の縫いがほつれておりますので
ミシンで縫って修理します。

かかとの修理前の状態です。

茶色の婦人靴かかと修理前

一番下のゴムが消耗して
ちょうど交換時期です。
これ以上消耗するとクッションの役割を果たしている
柔らかい2番目の層が削れてしまいますので
ベストなタイミングでの修理です。

それでは一番下のゴムを取り外して
新しいゴムを取り付けていきます。

画像の説明

大抵の靴はこかかとの一番下のゴム(トップリフト)が
取り外しできるように靴作りされておりますので
きれいに取り外して新しいゴムに交換します。

取り外した部分に新しいゴムを取り付けます。
横から見た感じです。

茶色の婦人靴かかと取付後 横

後ろから見てみますと

茶色の婦人靴かかと修理後 斜め

一番下のゴムが新しくなりますと
雨に日歩いている時に滑りやすかったり
なんか歩きにくかったりするのが
改善される場合がありますので
一度お試しい頂ければと思います。
かかとのゴムを交換してその場で頂く感想で
多いのは『気持ち良い!』
なんです。

その場で喜んで頂けるので
私たちスタッフも嬉しくて
毎日の仕事の励みにしております。

次は靴のホツレを修理していきます。

茶色の婦人靴ほつれ修理前

かかとの内側の革を止めてあった縫い糸が
ほつれて革が剥がれてきております。
履き口の内側はこすれて糸がほつれる事が
よくあります。
お気に入りの靴で出番が多い靴ほど
なりやすい症例です。

茶色の婦人靴ほつれ修理前

このままですと靴を履く時に履きにくいのは勿論ですが
女性の靴はかかとの内側の起毛した革の部分で踵が浮かないように
ホールドするタイプの靴がほとんどですので
とても重要な場所なんです。
もう一度縫い直してしっかりと止めます。

茶色の婦人靴ほつれ修理後

ミシンを使用してしっかりと縫い直しました。
革がよれたり、破れたりしておりませんでしたので
綺麗に修理する事が出来ました。

メンテナンスが早ければ早いほど
作業にかかる時間もそんなにかからず
修理できますので、お買い物のついでに
お気軽にお立ち寄りくださいませ。

ワンポイントアドバイス:
これからお足元もパンプスやブーツに
衣替えする頃だと思います。

皮革製品全般にいえる事なのですが
しばらく使っていなかったブーツ等は
使用する前にクリームでお手入れしてから
履くようにすると汚れの防止や
甲革のひび割れ予防などなど
お気に入りの靴を大切に永く使用する事が
できますので一度お試しくださいませ。

お勧めのクリームは乳化性の靴クリームです。
伸びがよく、仕上がりもしっとりとした感じに
仕上がりますので、これから乾燥する季節には
ぴったりです。

ロングブーツなどファスナーが付いているタイプの靴を
お持ちの場合はファスナーの部分に少量の乳化性クリームを
なじませていただくとファスナーの滑りもよくなります。

お手入れ方法などわからない事がありましたら
お気軽にスタッフにおたずねください。